大量12人“戦力外”、元セーブ王ら引退 助っ人も大幅入れ替えへ…補強急務の西武

今季限りで引退した増田達至(左)と自由契約となったヘスス・アギラー【写真:小池義弘】
今季限りで引退した増田達至(左)と自由契約となったヘスス・アギラー【写真:小池義弘】

今季最下位の西武は元オリックス、日本ハムの黒木優太を育成で獲得

 西武は今季、49勝91敗3分けで最下位に沈んだ。シーズン途中で松井稼頭央監督が休養、渡辺久信GMが監督代行を務めたが、浮上できなかった。今季限りで3人が引退し、外国人選手は3人が退団、支配下では9人が戦力外となった(育成再契約を含む)。西口文也監督が就任した来季へ向け、今後戦力補強が注目される。

 引退したのは増田達至投手、岡田雅利捕手、金子侑司外野手の3人。増田は2015年に最優秀中継ぎ、2020年に最多セーブのタイトルを獲得するなど通算194セーブ、109ホールドを挙げた。金子は盗塁王に2度(2016、2019年)に輝くなど通算225盗塁をマークした。

 外国人ではジェフリー・ヤン投手、ヘスス・アギラー内野手、フランチー・コルデロ外野手が自由契約となった。大砲候補として期待されたアギラーは30試合で打率.204、2本塁打に終わった。シーズン途中で支配下昇格したアンソニー・ガルシア外野手は再び育成契約となった。

 戦力外は支配下9人、育成3人の12人。支配下では宮澤太成、浜屋将太、大曲錬、赤上優人の4投手、野田海人捕手、陽川尚将内野手、ブランドン内野手、鈴木将平外野手、高木渉外野手が通告を受け、宮澤は育成再契約を結んだ。

 ドラフト会議では1位の齋藤大翔内野手(金沢高)、2位の渡部聖弥外野手(大商大)ら7人を指名。全員が入団しても支配下は60人。上限70人までに余裕がある。このオフは元オリックス、日本ハムの黒木優太投手を育成で獲得した。今後、外国人を含め、どんな戦力補強を展開するだろうか。

(Full-Count編集部)

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