西武“元ドラ1”は20%超減「空回りした」 背番号「8」も「66」に…正念場の5年目へ

契約更改交渉に臨んだ西武・渡部健人【写真:宮脇広久】
契約更改交渉に臨んだ西武・渡部健人【写真:宮脇広久】

2軍で11本塁打48打点も…1軍ではともにゼロ

 背水の陣を敷く。来季プロ5年目を迎える西武・渡部健人内野手は26日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸1600万円から20%を超える350万円減の来季年俸1250万円(金額は推定)でサインした。

 今季1軍ではわずか11試合出場にとどまり、打率.030(33打数1安打)、本塁打と打点はいずれも0。昨年の57試合出場、打率.214(192打数41安打)、6本塁打25打点から大幅に成績を下げた。

「昨年の経験を生かしたかったのですが、思うような打撃できずに終わってしまった。なんとか結果を出そうという気持ちが空回りして、力みにつながってしまった」と今季を回顧。球団からは「もう5年目で、勝負の年になるので頑張って」と言われたという。

 チームは今季、いずれも12球団ワーストのチーム打率.212、350得点、60本塁打という“貧打”に苦しんだだけに、渡部健の長打力に期待する声もあったが、1軍に呼ばれることも少なく応えられなかった。イースタン・リーグでは98試合出場、打率.247、11本塁打48打点だった。

 2020年ドラフト1位で桐蔭横浜大から入団。身長176センチ、115キロの体型から、中村剛也内野手、現ソフトバンクの山川穂高内野手に次ぐ“おかわり3世”などと呼ばれたが、いまだブレークには至っていない。

 来季は背番号「8」から「66」に変更となる。「結果が出ていなかったですし、背番号が変わるのは悔しいですが、また新しい背番号で結果を出せるように頑張りたい」。大砲の覚醒が待たれる。

(Full-Count編集部)

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