ドラ6ルーキーは笑顔「こんなにはしゃぐとは」 楽天戦士も堪能…子どもたちとの触れ合い
楽天は24日に「ろっけんファンフェスタ」を開催
楽天は24日、TOHOKU SMILE ACTION」の一環として青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県で「ろっけんファンフェスタ」を開催。今回は弓削隼人投手、山崎剛内野手、安田悠馬捕手、中島大輔外野手、スイッチくんが登場した山形県の様子をレポートする。
第1部では、入場時に4色のリストバンドを配布して参加者をチーム分け。選手がリーダーとなり赤、青、緑、黄色の4チームでさまざまな競技を実施した。「花笠玉入れ」では、山形の伝統的なお祭り「花笠まつり」の笠を使用。選手が持つ花笠めがけて子どもたちが玉を投げ入れた。計2セット実施し、最終的な玉の数を競った。1セット目終了後、中島は「僕に当たってもいいので、いっぱい投げてください!」、弓削は「ベストパフォーマンスを!」と自らのチームの子どもたちを鼓舞した。
選手が鬼となり、敵チームの子どもたちを捕まえる「おにごっこ」は、90秒×3セット実施。「容赦なく捕まえます」と自信満々だった中島は、1セット目が残り10秒になったところで「うわ~!」と床に手を付き、疲労の色を隠しきれず……。2セット目が終わると、安田も「野球の練習よりきついです」と防寒着を脱ぎ、気合を入れ直した。
第2部最初の競技は「借りファン競争」。選手が「入場時に配布されたリストバンドの色」「人数」「お題」が書かれた3つの箱からそれぞれ1枚ずつ紙を引き、お題に合ったファンを探す。「楽天モバイルの人」や「寒河江市から来た人」などさまざまなお題が出される中、弓削は「自分と同じ名字の人」に大苦戦。お題の紙を引き直し、「今日来ていない選手のユニホームを着ている人」をなんとか見つけ出した。
選手にまつわる4択クイズが出題され、最後まで勝ち残った10人にサイン色紙がプレゼントされる「ウルトラクイズ」では、中島の出身地や弓削の愛猫の名前、安田の幼少期の将来の夢などが出題された。山崎の趣味に関するクイズでは「釣り、キャンプ、映画鑑賞、英会話」が選択肢に。多くが正解の「釣り」を選ぶ中、山崎は特に海釣りが好きと語った。釣った魚は自分でさばくのか問われ、「魚は嫌いなので食べません!」とまさかの回答。会場は笑いに包まれた。
身長193cmの弓削「納豆を食べていれば、大きくなれます」
第2部最後は、ファンからの質問コーナー。身長193センチの弓削に「どうしたら背が伸びますか?」との質問が飛ぶと、「僕は毎日納豆を食べて、ここまで大きくなりました。1日3つくらい食べていました」と回答。「基本的に納豆を食べていれば、大きくなれます!」と“秘訣”を伝授した。
中島には、レフトを守っている少年から「野球がうまくなるにはどうしたらいいですか?」という質問が。「バッティングはバットをいっぱい振れば、うまくなります。守備はたくさん打球を捕って、感覚をつかんでください!」と丁寧なアドバイスを送っていた。
第1部、第2部それぞれ約300人が参加。イベント終了後、2023年ドラフト6位入団の中島は開口一番「こんなにはしゃぐと思わなかったです……!」と振り返った。「たくさんの人に応援してもらえているんだなと感じたので、来シーズンも頑張れそうです」と笑顔。新型コロナウイルスの影響もあり、久々の東北各地でのイベントになったことに弓削は「ここ2年でファンの方と触れ合える機会が増えた。あらためてファンの大切さを感じることができる貴重な機会でした」とうなずいた。スイッチくんも、多くのファンと交流できてとてもうれしかったことをジェスチャーで伝えていた。
来年6月に山形市で開催される1軍公式戦に向け、山崎は「今シーズンは山形(の試合)に行けなかったので、来シーズンは山形のファンの皆さんの前でプレーができるようにやっていきます」と力を込めた。安田は「ファンの方が一番見たいのは“勝利の瞬間”だと思うので、チーム一丸となって山形で勝利を飾りたいです!」と意気込んだ。
(「パ・リーグ インサイト」後藤万結子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)