鷹戦力外の古川侑利が引退発表「葛藤あった」 11年間でNPB4球団…苦労人が苦渋の決断

現役引退を発表したソフトバンク・古川侑利【写真:編集部】
現役引退を発表したソフトバンク・古川侑利【写真:編集部】

自身のインスタグラムで発表…今後は「また報告させていただきます」

 今オフにソフトバンクを戦力外になった古川侑利投手が1日、自身のSNSで「引退することを決断いたしました」と今季限りでの現役引退を発表した。プロ11年間でNPB4球団を渡り歩いた29歳の苦労人がユニホームを脱ぐ。

 インスタグラムには自身がプレーした楽天、巨人、日本ハム、ソフトバンクのユニホーム写真を掲載。「福岡ソフトバンクホークスから戦力外通告を受け、現役続行を希望しておりましたがこの度、引退することを決断いたしました。11年間本当にありがとうございました。どのチームに行ってもあたたかく応援してくださるファンの方々に感謝の思いでいっぱいです」と綴った。

 2014年のドラフト4位で有田工高から楽天に入団。2019年にトレードで巨人に移籍した。2021年オフに戦力外通告を受けると、トライアウトを受験して日本ハムと育成契約を結んだ。2022年の3月20日に支配下選手に登録されると、同年オフの現役ドラフトでソフトバンクに移籍した。

 2023年のオフに2度目の戦力外となると育成選手として契約。今季は2軍戦で24試合に登板し2勝2敗3セーブ、防御率2.35の成績も10月7日に自身3度目の戦力外通告を受けた。現役続行へ意欲をみせていたが、今季限りでの現役引退を決断した。プロ通算では91試合に登板。6勝15敗3ホールド、防御率4.97だった。

 また「今回の決断にはいろんな葛藤がありました。プロに入った当初から支えてもらい続けた妻ともいろんな話をしました」と報告。「この世界にいるといつどうなるか分からないので僕自身、移籍も多く色んな所に行き大変な思いをさせたと思います。ですが、様々な面でサポートし続けてついて来てくれました。選手としての11年間を共に全力で駆け抜けてきてくれて本当にありがとう」と妻への感謝を述べた。

 今後については「またどこかで、応援して下さる皆さんに会えたら嬉しいです。今後のことはまたここで報告させて頂きます」と改めて発表するとした。

(Full-Count編集部)

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