ドラ1は移籍で覚醒も…電撃トレードでついに「0/10」 いなくなった16年鷹ドラフト
2016年ドラフト4位の三森大貴がトレードでDeNAへ移籍した
DeNA・浜口遥大投手とソフトバンク・三森大貴内野手の交換トレードが成立したことが23日、両球団から発表された。2016年ドラフト4位で入団した三森は今季こそ故障で出場機会が少なかったが、通算363試合で15本塁打、93打点56盗塁を記録。そして三森の移籍で、2016年ドラフト組は0人となった。ここでは“同期”たちの現在地を見てみる。
支配下では、三森を含めた4選手が指名された。ドラフト1位は、田中正義投手だった。5球団が競合した右腕も、ソフトバンク在籍中は鳴かず飛ばず。2022年オフには、日本ハムからFA権を行使して加入した近藤健介外野手の人的補償で移籍した。すると、2023年は25セーブと大ブレーク。今季は自己最多53登板で4勝4敗20セーブ、12ホールド、防御率2.17と躍動した。
2位の古谷優人投手は、4年目の2020年に1軍登板を果たし、翌年には、プロ初勝利もマークするなど13試合に登板した。しかし同オフ、球団ロッカー内での私物窃取が判明し、自由契約公示をされ退団となった。3位の九鬼隆平捕手は、2019年に1軍デビューを果たすも、昨年オフに戦力外通告を受け、DeNAと育成契約を結んだ。今季はファームで55試合に出場し、打率.264、3本塁打、10打点も支配下昇格とはならなかった。
同年は支配下4選手とともに育成6選手を指名した。育成2位の長谷川宙輝投手は2019年オフに自由契約になりヤクルトと契約。移籍後は2020年に44試合に登板するなど、通算68試合で9ホールド、防御率5.94を記録している。ソフトバンクにはついに在籍「0」となってしまった2016年ドラフト組だが、三森らの他球団での躍動に期待したい。
(Full-Count編集部)