“世界にバレた”逸材らがずらり…巨人の支配下争い 衝撃の怪物20歳も、残された「8/42」

巨人の菊地大稀(左)とフリアン・ティマ【写真:矢口亨、小林靖】
巨人の菊地大稀(左)とフリアン・ティマ【写真:矢口亨、小林靖】

巨人の支配下枠は現在62人、育成選手42人による「8」枠を巡る争いが激化する

 巨人は17日、春季キャンプの1~3軍の振り分けを発表した。ライデル・マルティネス投手、甲斐拓也捕手ら“補強組”を含めた40人が1軍メンバーに入った。一方で現在、支配下登録選手は62人。上限70人まで残り8枠、育成選手たちの争いがこれから激化していく。

 現在、巨人の育成選手は2024年ドラフトで指名した5人を含めて42選手で、セ・リーグでは最多となっている。中でも2軍キャンプには、育成選手から12人が選出。投手からは菊地大稀、山田龍聖ら6人。野手からも、笹原操希外野手、フリアン・ティマ外野手ら6人が選ばれた。

 12人の中には有望な選手が多くいる。2022年育成ドラフト2位の20歳・田村朋輝は今オフ、台湾ウインターリーグで無双。最速156キロをマークし、9登板で防御率1.38、奪三振率11.17と躍動した。同リーグに参戦した松井颯も、防御率0.79をマークする好成績を残した。

 外野手では、20歳の笹原が同リーグでNPB選手トップの17安打、打率.340をマーク。高卒4年目となる来季へ期待が高まる。このオフに育成契約となった山田は2024年は2軍で29登板し2勝2敗、防御率1.65、奪三振率10.54。豪州ウインターリーグに参加し、25回2/3を投げて43三振を奪った。2023年に、50試合登板も果たした実績組の菊地と同じく支配下復帰へ期待が高まる。

 助っ人にも“有望株”が揃っている。ティマはドミニカ共和国出身の20歳で、2024年は2軍でリーグ2位の15本塁打をマーク。昨年9月に入団したチェコ出身25歳のマレク・フルプ外野手は、昨年11月の侍ジャパンとの親善試合では高橋宏斗投手から二塁打を放つなど注目を集めた。

 2024年、巨人は3月以降に京本眞投手ら5選手が育成から支配下登録選手になった。残る8枠を巡る激しい争いにも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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