巨人から移籍の鷹・伊藤優輔「僕に声がかかるとは」 甲斐拓也の人的補償は「驚きました」

入団会見を行ったソフトバンク・伊藤優輔【写真:飯田航平】
入団会見を行ったソフトバンク・伊藤優輔【写真:飯田航平】

「先発だったら100イニング以上。中継ぎだったら50試合以上投げたい」

 ソフトバンクは21日、巨人へFA移籍した甲斐拓也捕手の人的補償で獲得した伊藤優輔投手の入団会見を行った。背番号は「42」。右腕は「1軍での実績がない中で、僕に声がかかるとは思っていなかったので、驚きました」と心境を明かした。

 ソフトバンクについては「毎年優勝争いをしていて、常に強い。誰かが怪我をしても穴を埋める選手がいる」と印象を語った。福岡は「ご飯が美味しいし、人が温かいと聞いたので、それが安心材料です。もつ鍋が好きなので食べたいです」と述べた。

 伊藤は、東京都立小山台高から中大、三菱パワーを経て2020年ドラフト4位で巨人に入団。2021年に右肘のトミー・ジョン手術を受けて育成登録になったが、昨年7月に支配下復帰。1軍初登板を含む8試合に登板し、防御率1.04の成績を残した。

 体の状態については「去年1年間は不安なく投げられたので不安はないです」と明言。先発で起用されると見られ、「去年、(巨人の)阿部監督からも先発でいくと言われていたので、準備はできていますので、与えられたところで力を発揮したいです」し、「先発だったら100イニング以上。中継ぎだったら50試合以上投げたい」と目標を掲げた。さらに「まずは1軍で投げることを目標に、日本一に貢献できるように頑張っていきたいと思います」と決意を表した。

 小久保裕紀監督は、今オフに獲得した伊藤、上沢直之投手、浜口遥大投手、上茶谷大河投手の4人について、先発で起用することを明言している。すでに有原航平投手、リバン・モイネロ投手、カーター・スチュワートJr.投手のローテ入りは確実視されており、残りの枠を巡って激しい争いが繰り広げられる。

 ソフトバンクがFAで人的補償を選択したのは初めてとなる。巨人でも今季の先発ローテーション争いが期待されていた28歳右腕。新天地での活躍に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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