「無駄が多い」日本のキャンプ メジャーとの決定的な“差”、OB嘆く時間の使い方

五十嵐亮太氏が自身のYouTubeチャンネルで里崎智也氏と対談
日米で23年の現役生活を送った五十嵐亮太氏が、自身のYouTubeチャンネル「イガちゃんねる」を更新。元ロッテ捕手の里崎智也氏とキャンプの練習法について語り合った。
今春のソフトバンクキャンプを視察した五十嵐氏は、近藤健介外野手ら主力10選手にキャンプ地以外で自由な調整を認める「S組」を導入していることに言及。約2週間、好きな場所で自主練習できる試みで「今まで聞いたことがない。凄く画期的だと思った」として里崎氏に意見を求めた。
自身が仮にS組に選ばれたとしても「俺は2月1日にキャンプインしている」と里崎氏。その上で、S組のシステムについては「いいんちゃう。監督、コーチも(ベテランが多いと)うっとおしいやろ、気を使わなきゃいけないし。コストもかかる」と指摘した。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバーに選出されていた2006年、ロッテは春季キャンプをオーストラリアで開催。この時はWBC直前の調整を優先して居残りを志願して認められた里崎氏は「最高やった。俺1人だから満足するまでできるし。充実感ある」と振り返った。
これに五十嵐氏は「メジャーのキャンプと同じ。待ち時間、空き時間がなくていい」と同調。日本のキャンプは「順番待ちが多い」と問題点を挙げると、里崎氏も「メジャーと比べて無駄が多い」と改善の必要性を訴えていた。