中日23歳を「スタメンに」 打率.167から逆襲…魅せた“ビッグプレー”「えっぐい」

7回にDeNAが重盗…木下の送球を前進して投げ返す
好判断が光った。中日・辻本倫太郎内野手は2日、DeNAとのオープン戦(バンテリンドーム)の7回、重盗を防ぐビッグプレーを完成させた。「ナイスプレーすぎる」「素晴らしいッッッ」などと、竜党は目を丸くしている。
辻本は7回の守備から出場。見せ場はいきなりやってくる。藤嶋が2死一、三塁のピンチを背負うと、DeNAは重盗を仕掛けた。一走・東妻が二塁へ向かうと、三走・井上は木下の送球が投手を越してスタート。しかし、相手の狙いにすぐ気づいたが辻本だった。前進して送球をキャッチし、すぐさまホームへ投げ返した。無駄のないプレーで見事アウトに仕留めた。
辻本の好守もあって1点も与えなかった中日は、1-0でこの試合を制している。勝負を分けた美技にファンも歓喜の様子だ。「素晴らしいッッッ」「辻本倫太郎、ナイス判断! 守備も光ってますね!」「辻本はいいアピールができてると思う」「現地で見てたけどすごいプレーだった」「田中幹也選手を含めてハイレベルな二遊間争いを期待」「こういうプレーが観たいのよ、ファンは!」「スタメンにしよ」などと反応が寄せられた。
北海高、仙台大から2023年ドラフト3位で中日入りした23歳。1年目の昨季は13試合出場して打率.167だった。オフはアジアウインターリーグに参加し、課題の打撃に磨きをかけている。人材が揃う中日二遊間でレギュラーを掴めるだろうか。