ブランコ氏の死去は「驚きと共に残念」 元同僚の中日・井上監督が追悼「いいやつだった」

オリックス時代のトニ・ブランコ氏【写真:編集部】
オリックス時代のトニ・ブランコ氏【写真:編集部】

元同僚の訃報に衝撃

 かつて中日などでプレーしたトニ・ブランコ氏が8日(日本時間9日)、ドミニカ共和国で事故死したことを受け、中日の井上一樹監督が9日、報道陣の取材に「驚きとともに残念に思います」と語った。

 ブランコ氏は8日朝にドミニカ共和国の首都サントドミンゴのナイトクラブで起きた天井崩落事故に巻き込まれた。通算109セーブのオクタビオ・ドーテル氏、通算464本塁打のネルソン・クルーズ氏の妹、ネルシー・クルーズ氏も死去した。

 井上監督は「起伏の険しいところもありましたが、性格のいいやつだったので」とブランコ氏の人柄を回顧。「海外からくる助っ人の連中は母国に帰って何をしているか、知る由もない所でしたが……。平和に暮らしていると思っていた矢先の事故だったので、驚きとともに残念に思います」と悼んだ。

 ブランコ氏は2009年に中日入りし、同年に39本塁打、110打点でリーグ2冠王に輝いた。井上監督は同年限りで引退しており、その後は1軍打撃コーチや2軍監督としてチームに残った。ブランコ氏とともに2010年と2011年の連覇を経験している。

 その後、ブランコ氏はDeNAへ移籍した2013年には打率.333、41本塁打、136打点で首位打者と打点王の2冠を獲得。2015、2016年とオリックスでプレー。NPB通算750試合出場、725安打、181本塁打、542打点をマークした。

(Full-Count編集部)

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