田中将大が欠いた“らしさ” 大台まであと2勝も…OBが指摘と期待「かなり課題はあった」

巨人・田中将大【写真:小林靖】
巨人・田中将大【写真:小林靖】

巨人初登板は5回1失点で勝利投手に

 3日の中日戦で巨人移籍後の初勝利を挙げ、日米通算198勝とした田中将大投手。巨人やメジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeで、初登板から見えた課題を挙げた。

 田中将は3日に敵地で行われた中日戦で今季初登板。5回を投げ、96球で1奪三振、被安打5、3四球、自責点1という内容で勝利投手となった。昨季は楽天で未勝利に終わったが、日米通算200勝に向けて新天地で好発進を切った。

 この投球内容に高橋氏は「かなり課題はあった」と指摘。「いろんな思いや緊張感、チームに対する感謝が入り混じった登板だったんじゃないかと思う」としつつ「らしくない」と感じた部分として、球数の多さ、四球の多さ、ボール先行だった点を挙げた。

 制球力の良い田中将について「もう少しゾーン内で攻められる投手。球の切れはそんなに悪くなかった」と評価。3日の投球内容から見えた課題として「ボールが多くなると、どうしても窮屈になって甘めの球を投げなくちゃいけないところで打たれたりとか、そういうこともあったと思う。そこを修正していかないといけないと思います」と述べた。

 一方で、最速は149キロだったことには「149キロが常時出てればもう、復活かなと思いますけれど、140キロ台前半から中盤が常時の平均球速だったと思う。そこは、投球術でカバーしていかないといけない」と分析。次回の登板が予想される17日に本拠地で行われるDeNA戦では「ホーム球場で投げれるので、気持ちもまた違うでしょうし、東京ドームのファンの皆さんの前で、ぜひ199勝目をあげてもらいたいなという風に思います」と期待を込めた。

【実際の動画】「かなり課題はあった」高橋尚成氏が読み解いた田中将大の初登板

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