ドラ1が“安打強奪”「華がありすぎ」 超人的ダイブも涼しい顔に「新人王争い熾烈」

ピンチを救った横っ跳び
■オリックス ー 楽天(12日・楽天モバイルパーク)
期待のドラ1が美技で魅せた。楽天の宗山塁内野手11日、本拠地・楽天モバイルパ―クでのオリックス戦に「7番・遊撃」で先発出場。初回にいきなりダイナミックな守備でチームを救った。
初回、2死満塁のピンチで、山中稜真捕手の中前に抜けそうな当たりを横っ跳びでキャッチ。倒れ込んだ状態のまま二塁の小深田大翔内野手にトスし、ピンチを切り抜けた。立ち上がりに苦しんだエース早川隆久投手を助けるビッグプレーで、先制点を阻止した。観客席から大歓声が起きるも、既に大物感を漂わせる新人は表情を変えずにベンチに戻った。
「パーソル パ・リーグTV」の公式X(旧ツイッター)が宗山の美技を公開。ファンからは「華がありすぎる」「ほんまにこれかっこよかった」「楽天来てくれてありがとう」「感謝しかない、ありがとう」「本当に本当に助かった」「流石すぎる」「楽天にスター誕生してる」「今年の新人王争い熾烈やなあ」と称賛の声が相次ぐ。
昨年のドラフト会議では5球団が競合した期待の新生。今季はこれまで全試合に出場を続けるなど、攻守で期待値は高い。ロッテの西川史礁外野手や西武の渡部聖弥ら競争は激しいが、新人王争いが楽しみだ。