デビュー3戦目でマダックス達成「ヤバいやつ来た」　24歳の“火球”は「球伸びすぎだろ」

日本ハムの古林睿煬が9回2安打無失点、98球で初完投初完封

■日本ハム 4ー0 楽天（11日・エスコンフィールド）

　日本ハムの古林睿煬投手が11日、エスコンフィールドで行われた楽天戦で“マダックス”を達成した。昨年台湾球界MVP右腕が本領を発揮。“火球”と称される速球の威力は抜群で「高めの無敵ストレート　最強すぎる」「球伸びすぎだろ」と称賛が相次いだ。

　序盤に援護点をもらい、テンポよくアウトを積み重ねた古林。6回2死からこの日初安打となる右前打を小深田に浴びたが、村林を遊ゴロに打ち取った。7回は先頭の中島に中前打されるも後続をピシャリ。二塁すら踏ませず、わずか98球で来日初完投初完封を決めた。

　今季から加入し、デビュー戦となった4月23日の楽天戦こそ6回途中7失点（自責5）で敗戦投手となったが、5月1日のソフトバンク戦で7回2失点と好投して初勝利を掴むと、この日はさらに凄まじい投球を披露した。

「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが映像を公開すると「球威が凄い！　このストレートはロマンあるね！」「高めのまっすぐの威力がえぐい」「久しぶりに衝撃を受けました」「これはヤバいやつ来た」「とんでもないピッチャーが出てきたな」「これはロマンしかない」と騒然。また「こんないい投手が来てくれたってことが嬉しい」「来てくれてありがとう古林」と感謝する日本ハムファンのコメントもあった。