“赤忍者”が「化け物で草」 抜けない三遊間にファン度肝「エグ過ぎるって笑」

昨季初のゴールデン・グラブ賞…14日は先制適時三塁打も
■広島 3ー0 巨人(14日・マツダスタジアム)
超絶美技に場内が沸いた。広島・矢野雅哉内野手が14日、マツダスタジアムで行われた巨人戦で、左前に抜けそうな打球を見事にアウト。「忍者のような身体能力」「エグ過ぎるって笑」とファンの度肝を抜いた。
好守が飛び出したのは、広島1点リードで迎えた6回だ。1死一塁で増田陸内野手が放った打球は三遊間を襲った。やや二塁ベース寄りに守っていた矢野だったが、即座に反応して追い付くと、倒れ込みながらも二塁へ転送。一塁走者をアウトに仕留め、本拠地ファンはどよめきと歓声が起きた。
ピンチを凌いだ美技にファンも興奮が止まらない。「いやほんとすげえな矢野」「矢野の守備ほんとすこい」「化け物で草」「かっこいい」「冗談みたいなスーパープレー」「No.1ショートだわ」「矢野を使うべき理由全て詰まってる」などと絶賛の声が寄せられた。
昨季遊撃のレギュラーを掴むと、137試合に出場して自身初のゴールデン・グラブ賞に輝くなど名手として知られる26歳。昨季は打率.260と打撃面でも成長を見せたが、今季は.191と苦戦している。それでも、この日は適時三塁打を放つなど、攻守に躍動した。