甲子園スターが覚醒…衝撃12戦「0.00」　“激変”した剛腕が「エグいフォーク投げてる」

今季デビューした3年目21歳

■オリックス 3ー1 西武（18日・ベルーナドーム）

　甲子園のスターが、NPBの舞台でもスターになろうとしている。西武の山田陽翔投手は17日のオリックス戦で連続試合無失点を「12試合」とした。今季はいまだ防御率0.00で、「新人王候補」「フォークがえぐすぎ」とファンも大きな期待を寄せている。

　17日の試合では同点の延長10回に登板。先頭の代打・若月は急落するフォークで空振り三振。野口の当たりは二塁手の滝澤が好捕し、廣岡は遊直に打ち取って3者凡退で締めた。その裏に滝澤がサヨナラ打を放ち、山田に嬉しい初勝利がついた。

　近江高時代には甲子園に3度出場。2年夏には4強、3年春にはエースとしてフル回転し準優勝、夏にも同校を4強に導いた。西武から5位指名を受けると、3年目で1軍デビュー。高校時代から変わらず、マウンドでは度胸満点。三振数こそ少ないが、得意のフォークを中心に組み立て、まだ失点はゼロだ。

　パーソル パ・リーグTVがYouTubeに山田の動画を公開すると、「初勝利がホームで劇的なサヨナラ勝利、やはり彼は持ってる男」「なんなんだこのフォーク」「こんなに早く台頭するとは思ってはなかった」「のっけからエグい球でビビった……」「エグいフォーク投げてる」「とんでもない覚醒を遂げてますね」と称賛の声が並んでいた。