巨人移籍の25歳に「来てくれてよかった」　甲子園沈黙の“10球”にX騒然「最強のメンタル」

田中瑛斗が無死満塁のピンチを凌ぐ熱投

■巨人 3ー2 阪神（22日・甲子園）

　巨人・田中瑛斗投手が見せた圧巻の投球に甲子園が沈黙した。22日の巨人戦、8回無死満塁でマウンドにあがると併殺打、空振り三振で無失点。大ピンチを防いだ右腕に「強心臓すぎる」「ジャイアンツに来てくれてよかった」とG党も歓喜した。

　同点で迎えた8回、この回からマウンドに上がった石川達也投手が安打と四球などで無死満塁のピンチを招くと阿部慎之助監督は田中瑛をマウンドに送った。絶体絶命の場面で右腕は森下翔太外野手にシュートを連発し三ゴロ併殺、大山悠輔内野手もシュートで追い込み最後はスライダーで空振り三振に切ってとり、マウンドで雄叫びを上げた。

　阪神の勝ち越しを防いだ巨人は延長11回、門脇誠内野手が適時三塁打を放ち勝利。8回の田中瑛の好投が勝利を呼び込む形となった。田中瑛は2017年ドラフト3位で日本ハムに入団。昨年オフの現役ドラフトで巨人に加入し、今季はここまで19試合登板で防御率2.76を残し、新天地で輝きを放っている。

　田中瑛がこの試合で投げたのは僅か「10球」。気迫のこもった投球に「頼りになります」「黙らせるのカッコ良すぎるよ」「インコースのシュート攻めは凄いと思う」「最高にして最強のメンタルだわ」「マジでカッコよすぎる」と25歳右腕に称賛のコメントが並んだ。

（Full-Count編集部）