衝撃の場外弾…巨人育成を「1軍で見たい」 狭き門も、逸材に見た最強打者の“残像”

フルプは39試合出場で打率.294、2本塁打、18打点
巨人のマレク・フルプ外野手が24日、ジャイアンツタウン球場で行われた西武戦で今季2号を放った。高々と上がった打球は場外へ消える一発。「1軍ではやく観たいなあ」「フルプすんごいね」と“待望論”が浮上している。
持ち前のパワーを発揮した。8-1で迎えた8回、フルプは代打で出場すると、カウント0-2から大曲錬投手の高めに浮いたスライダーを振り抜いた。力強い打球は一瞬にしてレフトフェンスを越える“場外弾”となった。
チェコ出身のフルプは米国のノース・グリーンビル大を経て、昨年から米独立リーグのアメリカン・アソシエーション、レイクカントリー・ドックハウンズでプレー。公式戦80試合で打率.252、7本塁打、43打点、23盗塁をマークした。昨年9月に入団が発表され、10月のフェニックスリーグでも本塁打を放った。今季は2軍を主戦場に39試合に出場して打率.294、2本塁打、18打点と確実に結果を残している。
巨人は1軍の助っ人も投打に陣容が充実しており、壁はかなり高い。それでも、日本で研鑽を積む26歳に対し、「チェコ代表フルプも1軍で早く観たい」「1軍に上げてくれ~」といった声や「フルプえっぐ」「ミートしただけであんな飛ぶのチートやんw」「体ゴツイなフルプ」「ジャッジと同じ打ち方すぎる」「チェコのジャッジ」などと、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の姿を投影するファンもいた。
巨人の支配下は現在63。あと7枠が残っている。果たして、フルプは待ち望む支配下を勝ち取れるだろうか。