脱力160キロに震撼「なんで出るんだ…」 防御率0.65…無双する右腕は「早くメジャー行って」

3球連続で159キロも計測…ソトから160キロで空振りを奪った
■西武 6ー1 ロッテ(24日・ZOZOマリン)
西武の今井達也投手が24日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦に先発し、8回1失点で5勝目をあげた。ロッテ打線を圧倒する中で、初回に自己最速となる160キロも計測。唸る剛速球に、「速すぎる……」「今井、2回裏からアメリカに行け」とファンも驚愕している。
今井は先頭の藤原を四球で歩かせると、1死を奪った後に池田へ左前打を許して一、三塁のピンチを招いた。しかし、ここからがすさまじかった。安田に対しては159キロの直球を3球投じ、158キロの直球で空振り三振に仕留める。続くソトの初球は、クイックながら自己最速となる160キロを計測。伸びあがる直球に、バットが空を切った。直球3球で追い込むと最後はフォークで三振に仕留め、ピンチを脱した。
先頭の藤原に対しては直球は150キロ台前半だったが、ピンチでギアを一気に上げた。その後は4回に2本の二塁打を許して1点を失ったが、以降は8回に許した内野安打1本に抑え込んだ。
昨年最多奪三振のタイトルを獲得した今井は、今季は開幕から圧倒的な投球を披露。防御率は両リーグダントツの0.65となっている。無双するエースに、X(旧ツイッター)では「マジで今の日本で一番のピッチャーだわ」「8回1失点で防御率悪くなるの凄すぎて草」「今井エースすぎる」「今井無双すぎるな 猫ファンだけど普通にメジャー行ってほしい」「今井には苦しめられてるので早くメジャー行って欲しい」などと声があがっていた。
数年前からアスリートコンサルタント鴻江寿治氏の自主トレに参加している今井は、同じく侍ジャパンに選ばれた種市篤暉投手(ロッテ)らとともに、効率的な投球フォームを模索。今の“脱力投法”に至った。「なんでこの脱力フォームで160キロ出せるのよ」「今井、なんであの投げ方で160出るんだ!?」と驚く声もあった。