「なんで戦力外になったんだ」 12戦連続ゼロ&初勝利の“復活劇”が「最高の補強」

楽天・加治屋が移籍後初勝利、今季19試合で防御率2.00
■楽天 3ー1 西武(27日・前橋)
楽天の加治屋蓮投手が27日、前橋で行われた西武戦で移籍後初勝利をマークした。阪神を戦力外となり加入した33歳は、現在12試合連続無失点と安定。「なんで戦力外になったんだって言いたくなるほどいい投手」「経験豊富、安定感あり、人柄も良しで最高の補強」とファンが感謝の声を上げている。
1-1の7回に3番手で登板した加治屋は、長谷川を中飛、蛭間を投ゴロ、元山を二ゴロに封じ、わずか12球でテンポよく3者凡退。すると8回に鈴木大が決勝適時打を放ち、加治屋に白星が舞い込んできた。
2013年ドラフト1位でソフトバンクに入団し、2020年限りで戦力外となると阪神へ移籍。2023年には球団新の開幕から22試合連続無失点を記録するなど、51登板と復活を果たした。しかし昨季は13試合で防御率4.50にとどまり、自身2度目の戦力外通告を受けた。
3球団目となる楽天では、ここまで19試合で防御率2.00と救援陣の欠かせないひとりとして存在感を高める。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが投球映像を公開すると「ここまで活躍してるくれるとは思わなかった」「ドラ1から2度も戦力外になって地獄を見た選手がこうやって奮闘してるの最高だよ」「こんなにいい投手が2度も戦力外になってるのは信じられない」「阪神にありがとうって伝えなきゃ」など活躍を喜ぶコメントが並んだ。