中日29歳の豪快弾に騒然「あの球放り込むの怖い」 戦力外経験も“復活”気配に「最高や」

仙台育英高で過ごした思い出の地で一発
■中日 8ー5 楽天(11日・楽天モバイルパーク)
復活した29歳の快音が止まらない。中日の上林誠知外野手は11日、敵地・楽天モバイルパークで行われた楽天との交流戦に「3番・右翼」で先発出場。第2打席で9号ソロを放つなど猛打賞の大暴れを見せた。
初回の第1打席に右前打を放って先制点の足がかりを作ると、4点リードで迎えた3回の第2打席は、楽天先発の内が投じたスプリットを右翼席へ運ぶ追撃の一発に。さらに4回の第3打席も中前打と猛打賞で、高校時代を過ごした仙台で躍動を見せた。
同僚の岡林も2回に2号3ランを放ち“Wバヤシ”がチームを牽引。中日には珍しい序盤での大量リードという展開にSNSでは「岡林上林と調子上がってきて最高や」「こんな中日は聞いてない」「今日は安心して見てられます」「あの球放り込むの怖いよ」「あと1本で10HR10盗塁達成!」「このエグいリストの使い方する上林が帰ってきたんか」などのコメントが寄せられた。
2013年ドラフト4位でソフトバンクに入団し、2018年は全試合に出場して22本塁打。しかし、その後は故障に苦しみ2023年オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、中日に加入。昨季は本来の実力を発揮できなかったが、今季は開幕から打線の軸に。オールスターゲームのファン投票でもノミネート外から外野手部門3位に入るなど、ファンの心をしっかりとつかんでいる。