「気づいた方はいましたか?」 グラウンド整備に紛れた意外な人物、披露した“習熟の技術”

平幕時疾風が試合前にセレモニアルピッチ
■楽天 4ー0 中日(12日・楽天モバイルパーク)
パ・リーグは今年、日本相撲協会とのコラボイベントを実施している。力士が始球式に登場するなど話題を呼んでいるが、12日に行われた楽天-中日戦(楽天モバイル)では、試合中に“意外な人物”が登場。「え、いたんですか」「気付かなかった」と驚きが広がっている。
この日は宮城県出身の平幕時疾風が始球式に登場。呼出の旭の呼び上げから始まり、巨体を揺らして豪快なボールを投じていた。その後、試合が始まり5回のグラウンド整備中、球団スタッフがブラシをつかって土をならすなか、一人出で立ちの異なる人物が“乱入”した。他でもない、呼出の旭だった。
日本相撲協会は公式X(旧ツイッター)を更新し、「グラウンド整備に、呼出旭が実は参加していました。普段は土俵をならしている呼出。意外な組み合わせに気づいた方はいらっしゃいましたか?」と文面に綴り、実際の映像を公開した。
ならす場所は違えど、慣れた手つきでグラウンドを整備する姿にファンも驚きを隠せなかったようだ。「昨日現地にいましたが、グラウンド整備は気付かなかった」「なんかシュール」「別の界隈の融合大好き!」「慣れてらっしゃる」「箒で掃いてるのがジワる」「芸が細かい」「これは面白い」などと笑顔が広がった。
コラボした楽天はこの日4-0で中日に勝利。交流戦は3勝6敗と苦しみ、全体11位となっている。