日本ハム、最大7点差を追い付く 9回2死2点差も…レイエスが大仕事、新井監督は呆然

レイエスが4安打3打点
■日本ハム ー 広島(15日・エスコンフィールド)
日本ハムは15日、本拠地エスコンフィールドで行われた広島戦の9回、最大7点差を追い付く驚異の反撃をみせた。新庄剛志監督が大興奮で大喜びする中、広島の新井貴浩監督は呆然と戦況を見つめていた。
先発の金村は5回まで1失点と試合を作ったが、6回に連打を浴びて降板すると、代わった堀が1死から奪えず3安打3失点。6回表を終えてカープ打線が大量7点を挙げた。しかし、その裏に水谷瞬がバックスクリーンに反撃のソロを放つと、試合展開が急激に動き出す。
8回先頭の水谷が安打で出塁すると、連打で満塁としてレイエスと野村が犠飛で2点を返す。さらに宮崎が適時二塁打を放ち、森浦の牽制悪送球の間に5点目を奪った。
そして9回、2死からドラマが始まる。中島が意地の四球で出塁し、清宮がヒットでつなぐと、レイエスが中前にポトリと落ちる一打。試合を振り出しに戻し、大砲助っ人は雄叫びを上げた。その後、野村が凡退してサヨナラとはならなかったが、7点差をはねかえして延長戦に突入している。