育成出身の22歳が「ガチでホンモノ」 バウアー粉砕、早くも8号に「求めてた長距離砲」

DeNA戦で本塁打を放ったロッテ・山本大斗(中央)【写真提供:産経新聞社】
DeNA戦で本塁打を放ったロッテ・山本大斗(中央)【写真提供:産経新聞社】

6月に5本塁打と覚醒した22歳

■ロッテ 10ー9 DeNA(22日・横浜)

 22歳の若武者に4番打者としての風格が漂ってきた。ロッテの山本大斗外野手は22日、敵地の横浜スタジアムで行われたDeNAとの交流戦に「4番・右翼」で先発出場。初回に先制パンチを見舞う8号3ランを放った。規定打席には未到達ながらリーグ4位の本塁打数となる成長ぶりに、ファンからは「求めてた長距離砲」「育成出身野手で最高傑作になる可能性」などの声が上がった。

 2020年にメジャーでサイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアー投手を粉砕した。初回1死一、二塁で打席に立った山本は、バウアーが投じたツーシームを捉え、左翼席へ運んだ。交流戦が始まってから4番に固定されており、交流戦では2位の5本塁打と勢いに乗る。

 180センチ、88キロの右の大砲候補は、2020年育成ドラフト3位で入団。2年目の2022年7月に支配下登録され、昨年は1軍で5試合に出て打率.111だったが、2軍では19本塁打、66打点で2冠王を獲得。今季は46試合に出場し、確実に飛躍のチャンスをつかんでいる。

 4番として覚醒の気配を見せる22歳にSNSでは「これが育成出身ってマジかよ」「これで22歳かホームラン王とるぞ」「いいバッターになる素質大」「待ち焦がれたロッテの和製大砲」「ガチでホンモノすぎる」「完全に開花してるよな」「フォロースルーがかっこよすぎる」「もう8号? 打ちすぎやろ」など沸き立った。トップとは6本差で、オリオンズ時代の1986年、落合博満氏以来となる日本人の本塁打王にも期待がかかる。

【実際の動画】「ガチでホンモノ」バウアーを粉砕した8号3ランを放った山本

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