西武、オンラインカジノ問題で球団社長が謝罪「深く反省」 選手ら書類送検、株主総会で声明

西武ホールディングスが24日に株主総会を開催
西武ホールディングスが24日に株主総会を開催

オンラインカジノに選手4人、球団職員1人が関与

 埼玉西武ライオンズの親会社・西武ホールディングスが24日、埼玉県所沢市内で定時株主総会を開いた。選手ら5人がオンラインカジノに関与したとして賭博容疑で書類送検されたことに、奥村剛球団社長は「賭博に該当することと十分周知できなかったことを深く反省しております」と謝罪した。

 今月に入り、外崎修汰内野手、柘植世那捕手、児玉亮涼内野手、長谷川信哉外野手の4選手と球団職員1人が、オンラインカジノで金を賭けたとして、賭博の疑いで埼玉県警に書類送検されていたことが明らかになった。奥村社長は、シーズン開幕前に球団内で自己申告の呼びかけを行った結果、5人について埼玉県警に相談したと説明した。

 制裁金の支払いに異議なく受け入れていることなどから「率直な申告に至った本人たちの姿勢も踏まえつつ、今後の当局の判断を注視し、その結果をもとに適切な対応を行ってまいります」と語った。加えて「なぜこのタイミングになったかにつきましては、シーズン前の申告からここまで、日本野球機構と連係の上、情報の取り扱いに十分注意しながら、慎重に行ってまいりました。新たに発生したものではございません」と強調した。

 昨季球団ワースト記録の91敗を喫し最下位に沈んだチームは、西口文也監督就任1年目の今季、37勝31敗と白星が先行し、混戦のパ・リーグにあって首位・日本ハムに4ゲーム差の4位と健闘している。株主からは「観客動員は増加しているものの、他球団に比べると十分でない。選手の年俸総額も比較的低い」などの意見が出ていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY