つば九郎を「再登場させたい」 林田球団社長、ヤクルト本社の定時株主総会で説明

当面の間、つばみやパッションらが「球場を盛り上げる」
ヤクルト本社「第73回定時株主総会」が25日、東京都内のホテルで行われた。2月に担当者が死去した球団マスコット「つば九郎」について、林田哲哉球団社長は「検討を重ねて再登場させたいと思っております」と明かした。
株主から「つば九郎を何らかの形で戻してあげてほしい、できれば幼少の頃のつば九郎で戻していただけるとファンと球団と一緒に育てていける」との要望に答えた。つば九郎の今後について多数の意見を聞いたといい、林田球団社長は「31年間をかけてスタッフとファンのみなさんとともに育ててきたマスコットであります。我々もみなさんの意見を真摯に受け止めて、今株主さんがおっしゃられたとような幼少の頃のつば九郎であったり、これからのつば九郎、今もう少し検討を重ねて再登場させたいと思っておりますのでご期待していただければなと思います」と再登場について前向きな意向を示した。
当面の間については「つばみやパッション、球団スタッフを合わせて球場を盛り上げる努力をしておりますのでよろしくお願いいたします」と説明した。
ヤクルトスワローズはここまで65試合で19勝43敗3分けの勝率.306。5位の中日に9.5ゲーム差をつけられ最下位に沈んでいる。林田球団社長は「不甲斐ない数字。残り78ゲームあります。温かい声もいただきながら、その声に応えるチームを残り、ヤクルトスワローズらしい試合をやりたいと思っているのでご理解いただければ」と成績不振を陳謝。来季の人事については「ここで申し上げることはできませんのでご了承ください」と答えるにとどめた。
(Full-Count編集部)