来季にも復活? 燕社長が明かした“つば九郎構想”「1人か2人か」「お尻だけとか」

ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」【写真:小林靖】
ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」【写真:小林靖】

本社株主総会で株主から「何らかの形で戻してあげてほしい」

 ヤクルト本社「第73回定時株主総会」が25日、東京都内のホテルで行われた。株主からは今年2月に担当者が死去した球団マスコット「つば九郎」について、「しばらく帰ってこられないのはわかっております。でも何らかの形で戻してあげてほしい」との声が上がり、林田哲哉球団社長が「検討を重ねて再登場させたいと思っております」と答えた。終了後に取材に応じた林田社長は、現状の構想を明かした。

 球団きっての人気者でもあった「つば九郎」は、担当者の死去により現在活動休止中。それでも神宮球場ではグッズを身につけるファンで溢れ、変わらぬ愛され具合がうかがえる。林田社長は「つば九郎の再登場はやりたいと思うんです。ファンが歓喜に溢れる登場場面をつくっていきたいと今練っているところ。その辺を考慮して待っていただきたい」と呼びかけた。

 ファンからはつば九郎に関する多くの意見が寄せられているという。この日質問した株主も「できれば幼少の頃のつば九郎で戻していただけるとファンと球団と一緒に育てていける」と要望していた。これに対しては「(ファンの意見が)多いからこれではなく、中に入って活動する方の能力、技術もありますし、継続していかないとダメなので。最初から非常に高いハードルを設けるのではなく、その方も進んでいく。1人なのか2人でいくのか」と言及した。

 具体的な進行状況については「まだ採用できていないので」としつつも、「基本的には来シーズンくらいからと思ってもらったらいいですよ」と“復活”の時期を見据える。一方で「ステップも考えられるんじゃないかなと思って。いろいろな場面で予告編を出していけないかなとかね。お尻だけ見せるとかね。シルエットはもうわかっているのだから」と思案しているようだ。

「スタッフは戻ってこないので同じことができるのに何年も時間をかけないとダメ。素直なつば九郎がまず来るんじゃないかなと私自身思っているんですけど」と林田社長。初めて触れられた「つば九郎」の復活は、ヤクルトの明るい材料となりそうだ。

(町田利衣 / Rie Machida)

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