日本ハムの裏方にいる“仕事人” 後輩からも信頼「全部完璧」…イベントの裏側に密着

入社直後の失敗から成長を遂げたサブリーダー
「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルでは、パ・リーグタイトルパートナーであるパーソルホールディングス株式会社が企画した『パ・リーグ裏側密着中「パーソルカメラ」』を公開中。2025年の第2弾は日本ハム。4月26日、27日に、球場各所で開催された子どもの職業体験イベントの裏側を、30台以上のカメラが捉えた。
最初に密着したのはファンクラブグループの中川綾さん。主にオフィシャルファンクラブ「FAV」のイベント企画、サービスの企画・運営を行っており、新卒3年目の今年は、職業体験のイベントチームで最年少ながらサブリーダーに抜擢された。
「球場でしか体験できないこと、ここでしか得られない貴重な経験をできるだけたくさんのお子さまに提供できたら」と語る中川さんが企画したのは、子どもたちが選手になりきるスタメン体験だ。
主に演出を担当しているプロデュースグループと連携し、本来の選手と同様に動きを付けた映像を手配するなど、他部署と連携してクオリティの高い体験を実現。スタジアムDJが子どもたちの名前を呼ぶと、夢のような映像がエスコンフィールドの超大型ビジョンに映し出された。
さまざまな企画を実現してきた中川さんだが、入社1か月後にリリースしたサービスで失敗を経験。挫折を味わったが、先輩たちからの言葉を胸に挑戦を続け、今ではサブリーダーに抜擢される存在に成長した。
“行動力”が武器の即戦力広報
次に紹介するのは、子どもたちが職業体験として挑戦したヒーローインタビューの様子をカメラに収めていた広報PR室の佐々木麻亜沙さん。北広島市出身で、学生時代は熱狂的なファイターズファンだったという。
そんな佐々木さんが担当する職場体験は、実況アナウンサー体験。チームリーダーも行動力があると箔を付ける通り、自身で発案したこの企画を中継局へ営業し、調整から実行まで全てのフローを行った。
「子どもたちが将来の仕事を考えるきっかけとなってほしい」と想いを語る佐々木さん。自身の企画はもちろん、職場体験イベントの取材に来たTV局のアテンド、イベントのトラブルにも対応するなど、球場を走り回る様子をカメラが捉えている。
後輩たちが憧れる仕事人「完璧にやってくれる」
最後に取り上げるのはオペレーショングループの福家和哉さん。前職はイベント運営会社勤務で、協力する立場でファイターズの仕事を担当。その後、日本ハムに出向して5年間勤務し、2017年に転籍して球団職員となった。
オペレーショングループの仕事は、試合はもちろん、イベントも円滑に進めること。この日は自席に戻ることはほとんどなく、常にインカムを付け、試合前から終了後まで現場で奔走していた。
そんな福家さんに佐々木さんも「お願いしたらOKをくれ、その後特に何もなくても、当日全部完璧にやってくれる人」と信頼を寄せている。
後輩から憧れる福家さんは「他の人から見えても見えていなくても、分かってくれる人たちはたくさんいるので、励みになっています。裏方に慣れてしまったのか、すごい好きですね」と自身の仕事について語ってくれた。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)