日本復帰の青柳は「脅威にはならない」 メジャーOBが懸念した要因、阪神時代との違い

入団会見に登場したヤクルト・青柳晃洋【写真:小林靖】
入団会見に登場したヤクルト・青柳晃洋【写真:小林靖】

メジャー昇格叶わず…ヤクルトに入団

 巨人やメジャーリーグなどでプレーした高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」で、ヤクルトに入団した青柳晃洋投手について解説。メジャーリーグ昇格が叶わず、日本復帰となった右腕の可能性について語った。

 青柳はポスティングシステムを利用し、フィリーズとマイナー契約。だが、スプリングトレーニングで打ち込まれて3Aで開幕を迎え、マイナーで23試合に登板し、1勝3敗、防御率7.22と実力を発揮できないままメジャー昇格できずに退団。最下位に沈むヤクルトに入団が決まった。

 ただ、高橋氏は日本に復帰したことを「アメリカに行きやすく、帰ってきやすくなる状況を作れる」「すごくいいこと」と語った。阪神で2021年から2年連続で最多勝&最高勝率のタイトルを獲得した頃の青柳については、球威と変化球の切れを評価。一方でマイナーでの投球については「いい時の青柳投手の球の切れじゃない、マウンドさばきじゃないと感じた」と語った。

 不調の原因について「何かが合わなかったのだと思う」と言及。マイナーリーグでの言語の壁や移動の過酷さから、メンタル面が原因であれば日本復帰で改善される可能性があると予想した。他方で「フィジカルの問題だと、ちょっと厳しいかもしれない」とも述べた。

 ヤクルトは今季30日終了時点で、先発の防御率が12球団ワーストの3.92と低迷することから「先発の方がマッチするのでは」と指摘。「やってみないと分からない」としつつも、元巨人のOBとしての立場から「今の青柳投手だったら、ジャイアンツの脅威になる可能性はないんじゃないか」と語り、マイナーと同じ調子であれば不安が残るという見解を示した。

【実際の動画】青柳晃洋は「何かが合わなかった」高橋尚成氏が示した懸念

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