大谷翔平も「びっくりする選手が」 王貞治氏が語る野球界の未来「本当の意味でのWSを」

大谷らの活躍が変えた目標「僕らがやっていた頃とは全然違う」
ソフトバンクの球団会長を務める王貞治氏が今年の文化勲章を授章することが決まった。17日に会見を行い、ドジャース・大谷翔平投手に言及。「今度は大谷くんがびっくりするような選手が出てくる時代というのは絶対あると思うんですよ」と日本野球界の未来を語った。
大谷はドジャース移籍2年目の今季、自身初めて二刀流としてプレーオフを戦っている。エンゼルス、ドジャースで2度の本塁打王、3度のMVPをいずれも満票で受賞。今季も自己最多55本塁打を放ち、MVPの最有力候補に。MLBの“顔”となっている。
王氏は「今は大谷くんがアメリカでもナンバーワンになっていますから。もうぐぐっと上に上がって」と絶賛。「これからの日本の野球界で活躍する人たちは、僕らがやっていた頃とは目標を全然違うところにも設定できますから」と大谷らが切り開いた未来に感謝した。
大谷以外にもドジャース・山本由伸、佐々木朗希両投手がメジャーのプレーオフで活躍中。カブス・鈴木誠也外野手も今季は32本塁打を放った。今オフもヤクルト・村上宗隆内野手らがメジャーを目指すことを明言している。王氏は「大谷くんみたいにびっくりするような選手が出てきたけど、また今度は大谷くんがびっくりするような選手が出てくる時代ってのは絶対あると思うんですよね」と期待した。
続けて「皆が高いところを目指してくれたら、必ず個人的にも凄い人が出るけど、日本の野球界のレベルも全部上がると思いますよね。本当の意味でワールドシリーズっていうものがやれるようになればいいなと思いますね」と野球界の未来に期待した。
(Full-Count編集部)