東大・渡辺Jr.は野球引退へ「一般企業に就職」 指名漏れにSNSで心境…法大戦が「人生最後の登板」

渡辺向輝がX更新「ぜひ神宮球場に足を運んでいただけると幸いです」
「2025 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が23日に開催され、元ロッテの渡辺俊介氏を父に持つ東大・渡辺向輝(こうき)投手は指名されなかった。全ての指名を終えて自身のX(旧ツイッター)を更新。「残念ながらドラフトで指名を受けることはできませんでした」などと思いを綴った。
通算87勝を挙げ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも2度出場した俊介氏と同様、アンダースローの渡辺。東京六大学リーグでは通算27試合に登板して1勝12敗、防御率5.01だった。
進学校として知られる東京・海城高から東大に現役合格。農学部で学びながら野球に打ち込んできた。今秋のドラフト会議で支配下枠で指名されなかった場合、育成契約は望まず、企業などに就職する意向を示していた。
育成ドラフトを終えた後、渡辺は自身のXを更新。「【ドラフトの結果を受けて】」とし「残念ながらドラフトで指名を受けることはできませんでした」と報告した。「自分なりにさまざまな試行錯誤を重ねてきましたが、指名という形で結果を出すことができず、自分の実力不足を痛感しております」と思いを吐露した。
その上で「野球を引退し、来春からは一人の未熟な人間として一般企業に就職し、社会に出ることになります」と今後の進路を明かした。「野球を通じて多くの学びを得られたこと、そして東京六大学野球という伝統あるリーグでプレーさせていただいたことへの感謝を胸に次のステージで頑張ります」と感謝の思いを込め、「今週末の法政戦が野球人生最後の登板になります。ぜひ神宮球場に足を運んでいただけると幸いです」とした。
今週末の25日(土)、26日(日)に法大戦が予定されている。東大サブマリン右腕の“ラスト登板”に注目したい。
(Full-Count編集部)