岡本和真に140億円契約の可能性 元GMが示した“村上以上の素質”…予想する5球団

今オフにポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦が認められている
今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍が認められている巨人の岡本和真内野手が、FA市場の目玉の一人として米メディアに取り上げられた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン氏は、今オフのFAトップ50ランキングで岡本を18位に選出し、4年総額9000万ドル(約138億5730万円)の契約になると予想している。
同氏はレッズやナショナルズでGMを務めた経歴を持ち、現在は各球団の幹部との情報交換をもとにFA市場を精力的に分析している。今回のランキングでは、日本のプロ野球からポスティング移籍を目指す3人の日本人選手もリスト入り。岡本については「日本で6度のオールスター選出を誇る29歳の内野手」と紹介している。
岡本は今季、69試合に出場して打率.327、出塁率.416、長打率.598、15本塁打をマーク。左肘の負傷による長期離脱がありながらも、打撃面での高い能力を示した。また、一塁と三塁の両方を守ることができるが、MLB関係者の多くは最適なポジションを一塁と見ているという。
岡本は日本で3度の本塁打王に輝いており、2023年にはキャリアハイとなる41本塁打を記録したパワーヒッター。「ジ・アスレチック」によれば、「パワーに加え、優れたハンドアイコーディネーションと確かなコンタクト能力を兼ね備えている」と評されており、打撃の安定性においては他の強打者よりも高い評価を受けている。
ボウデン氏は「ムラカミはオカモトよりも純粋なパワーでは上回っているが、打席での安定性という点では4歳年上のオカモトが上であることが証明されている」と指摘。メジャー球団のフィット先としては、マリナーズ、メッツ、レッドソックス、ダイヤモンドバックス、ガーディアンズの名を挙げている。大型契約の行方に注目が集まる。
(Full-Count編集部)