村上宗隆、ド軍入団なら仰天の起用法も 「ごまかしながら」マンシーと併用、米メディア提案

米メディアでは2億ドル(約300億円)超え契約の予想も
今オフにポスティング制度によるメジャー挑戦の可能性が高まっているヤクルトの村上宗隆内野手。大型契約の可能性も囁かれている中、有力な移籍候補先はどこなのか、米スポーツ局「ESPN」は、日本人に馴染みの深い西海岸の2球団を挙げた。
米スポーツ局「ESPN」は3日(日本時間4日)に今オフのFA市場の目玉選手を特集。カイル・タッカー外野手、アレックス・ブレグマン内野手、ピート・アロンソ内野手、コディ・ベリンジャー外野手、カイル・シュワーバー外野手らを挙げ、日本からメジャー挑戦が囁かれている村上にも触れた。
村上は2022年に56本塁打を放ち、今季も69試合の出場ながら24本塁打を放った長打力を紹介。一方で課題として2023年は168三振、2024年は180三振を喫したことを挙げた。打撃に関しては「打率は低めだが30本塁打程度を期待できるスラッガー」とし、守備は「三塁と一塁いずれでも平均以下」としつつも、まだ25歳という若さも魅力として挙げた。
同記事が最適な移籍先として挙げたのは、マリナーズだった。今季途中にトレードで加入したエウヘニオ・スアレス内野手がオフにFAとなるため、ポジションは空くことが予想される。後任候補でマイナーでプレーするコルト・エマーソン内野手は20歳と若く、再来年以降に遊撃手として起用される可能性もある。また、同じくFAとなるジョシュ・ネイラー内野手のバックアップとして一塁を守るという選択肢も示した。
同記事は「マリナーズは、これまでもパワーがあれば三振は問題ないという姿勢を明確に示してきた」と指摘。マック鈴木、佐々木主浩、イチロー、城島健司、岩隈久志、川崎宗則、菊池雄星ら数多くの日本人がプレーした球団を候補先に挙げた。
次点には、やはりドジャースを挙げた。「日本人選手なら誰でもドジャースを可能性として考慮しなければならない」と、既に大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手が所属する西海岸の名門も有力候補とした。ドジャースで主に三塁を守るのは1000万ドル(約15億円)の球団オプションがあるマックス・マンシー内野手だが、同記事では「ムラカミが2025年に外野で数試合出場している点に注目してほしい」と、日本の1軍で1試合だけ守った外野守備に着目した。
ドジャースは今季、左翼を守ったマイケル・コンフォート外野手が期待外れの成績に終わったことから、同記事は「レフトの穴を考えると、1年間ムラカミに何とかごまかしながらレフトの守備をさせ、2027年にマンシーの後任として三塁手にするという可能性もある」という驚きの起用法を提案。ドジャースの主力野手が高齢化している課題から「若返りは必須であり、ムラカミはカイル・タッカーより若く、なおかつ契約コストも安く抑えられる存在だ」と分析した。
(Full-Count編集部)