「栄光1挫折9の現役生活」引退決断の32歳が胸中、3連覇貢献も「野球は難しかった」

現役引退を決めた広島・山足達也【写真:小林靖】
現役引退を決めた広島・山足達也【写真:小林靖】

内野の守備固めや代走としてオリックス3連覇に貢献した32歳

 広島から戦力外通告を受けた山足達也内野手が12日の合同トライアウト「エイブル トライアウト2025~挑め、その先へ~」に参加後、インスタグラムを更新。今季限りでの現役引退を決断したことを明かした。

 トライアウトでは7打数1安打だった。インスタグラムには少年時代の写真とともに「栄光と挫折を何度と繰り返そうとこれからも共に歩み止めることなく進み続けてきた野球人生、本日を持って引退します」と投稿した。

 大阪桐蔭高、立命館大、ホンダ鈴鹿を経て2017年ドラフト8位でオリックスに入団。2021年からの3連覇には守備固めや代走で貢献した。2024年12月の現役ドラフトで広島へ移籍した。自らのプロ生活を「栄光1挫折9の現役生活でしたが家族、指導者、関係者、ファンの方々のおかげでここまですることができました」と振り返った。

 続けて「5歳で始めた野球を一途に27年もするとは思ってませんでした。大満足です。色々な経験、学び共に得るものは多かったですが、最後まで野球は難しかった。これからの人生、どんなことがあっても自分らしく前向きに楽しんでいきます」と記し、第2のキャリアに向けた心境をつづった。最後は「コツコツが勝つコツ 感謝、感謝、感謝。end of an era」と自らの信条を添えて結んだ。プロ通算294試合に出場し、66安打、打率.192、4本塁打、24打点、10盗塁という成績だった。

(Full-Count編集部)

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