きつねダンス人気も…美女が驚いたチアの“裏側” 感じる醍醐味「想像以上に」

ファイターズガールの上村優菜さん 【写真提供: H.N.F.】
ファイターズガールの上村優菜さん 【写真提供: H.N.F.】

ファイターズガールのキャプテンを務めた上村優菜さん

 パ・リーグ6球団のチアチーム、パフォーマンスチームの2026年度の新メンバー募集が続々と開始する今、パ・リーグインサイトでは各球団のパフォーマーとして活躍するメンバーにインタビュー。オーディションを経て、メンバーの一員となった先にはどんな景色が待っているのか。また活動を通して芽生えた想いとは。今回は、日本ハムオフィシャルチアチーム「ファイターズガール」で、自身の活動3年目となる2025シーズンにキャプテンとして牽引した上村優菜(うえむら・ゆうな)さんが登場する。

 ファイターズガールは、球団が北海道に誕生した2004年に結成。パフォーマンスで球場を盛り上げ応援することはもちろん、スタジアムツアーのガイド、各種メディアでの球団PR活動、ダンスアカデミーのインストラクターなどの活動を行うほか、北海道各地の幼稚園・保育園などへの施設訪問、イベントへの参加なども積極的に行ない、ファン・地域社会とファイターズをつなぐ架け橋として活動している。

 またファイターズガールといえば、ファイターズホームゲームのイニング間に披露するダンスパフォーマンス。エスコンフィールド名物とも言える「きつねダンス」や「YMCA」のパフォーマンスは多くの野球ファンに知られ、人気を集めている。2025シーズン、キャプテンとしてチームを牽引した上村さんは、2023年度新メンバーオーディションで加入。北海道札幌市出身で幼少期はファイターズダンスアカデミーでレッスンに励むも、進学で上京。就職活動のタイミングで「パフォーマンスを通してたくさんの方に笑顔や感動を届けていきたい」という思いが明確となりオーディションを受験した。

 加入当時について「『球団のチアリーダーの仕事=グラウンドでのパフォーマンス』というイメージが強いですが、ファイターズガールの活動は想像以上に多岐にわたるものでした。なかでも、イベントMCやスタジアムツアーのガイド、メディア出演など“声”を使ったお仕事が多いなと感じました」と、振り返る。上村さんが活動する上で大切にしていることは「全力で楽しむこと」だ。「自分自身が心から楽しんでパフォーマンスをするその姿は、自然とファンの皆さんの笑顔につながっていると感じてきました。そのため、どんな場面でも一瞬一瞬を楽しみながら全力で取り組むことを心がけています」。

 2025シーズンには、自ら立ち上げた「イニング間ダンスプロジェクト」なる企画に取り組んだ上村さん。シーズンを通してシリーズごとにイニング間ダンスを考案し、曲選びや振付制作、さらに制作の裏側を見せる動画編集まで、メンバーで分担し進行。なかなか上手く進まない場面があるも、たくさんの人に積極的に頼り、力を借りながら試行錯誤していると、いつの間にか『みんなでひとつのものを作る時間』を心から楽しみながらやり遂げることができたと言う。プレッシャーを感じる場面でも楽しむことを忘れずやり遂げられたこの経験は、上村さんの大きな成長とキャプテンとしての自信につながった。

「いかに身近に感じてもらえるかを考え、行動することも大切な役割」

 現在、ファイターズガールは2026年度の新メンバーを募集中。「プロ野球界のパフォーマー」を職業とする上村さんは仕事の醍醐味だと感じていることについて「プロ野球は老若男女問わず多くの方に親しまれている、日本を代表するスポーツのひとつだと感じています。その舞台でパフォーマーとして活動できることは、日々大きなやりがいを感じる瞬間の連続です。球場全体が一体となって盛り上がる瞬間を作り出し、ファンの皆さんと喜びや感動を共有できることは、この仕事ならではの醍醐味だと思います」と話す。

 これからメンバーになる人に向け、「ファイターズが大好き! という純粋な想いと、その魅力をたくさんの方に伝えたい! という情熱を持っている方に、ぜひファイターズガールとして活躍してもらいたいです。活動のなかには、北海道各地に足を運びファイターズの魅力を伝える遠征や、幼稚園・保育園を訪問して子どもたちにスポーツの楽しさを知ってもらう取り組みもあります。そのなかで、普段エスコンフィールドに来ることができない方にも、いかにファイターズを身近に感じてもらえるかを考え、行動することも私たちの大切な役割だと感じています」と強調。

 さらに「ファイターズガールが念頭に置いて活動しているのは『パフォーマンスで魅せる』だけでなく『ファンの皆さんと一緒に楽しむ』こと。私は、そんな親しみのあるファイターズガールの姿が大好きです。これからメンバーになる方々にも愛を持って取り組んでもらい、ファイターズそして北海道をさらに盛り上げてほしいです!」とメッセージを送った。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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