“MLBで投げてない”今井に242億円は高すぎ? 米メディア否定の理由「バーゲン価格だ」

西武・今井達也【写真:小林靖】
西武・今井達也【写真:小林靖】

米メディアが紹介した「バーゲン価格になるかもしれない選手4選」

 ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している西武・今井達也投手について19日(日本時間20日)、米メディアが言及。速球は今季13勝をマークしたツインズのエース、ジョー・ライアン投手に比類するとしている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のイノ・サリス記者は「MLBFA市場でバーゲン価格になるかもしれない選手4選」とのタイトルでコラムを公開。その1人に今井を挙げていた。

 レッズ、ナショナルズでGMを務めたジム・ボウデン氏が今井について7年1億5400万ドル(約242億円)と予想していたことに触れ、「MLBで投げたことのない投手にしては安い契約ではない。日本で残した奪三振-与四球の数字はいいが、素晴らしいとは言えない。3年単位で見ると、ユウセイ・キクチとケンタ・マエダと同程度だ」と伝えた。

 NPBでの直近3年間で「奪三振-与四球」は今井が495-176=319、菊池が497-161=336、前田が494-122=372だった。同メディアは「イマイより3歳若くMLBに移籍したマサヒロ・タナカと同程度の成績を残せば破格の契約になるし、キクチと同程度の成績を残せば、少々払いすぎとなる」と評価している。

 さらに「(今オフの)FA市場でイマイに賭けることは妥当なことに思える。イマイの(速球の)平均球速は約95マイル(約152.9キロ)で、100マイル(約160.9キロ)にも到達したことがあった」とし、「イマイの速球(の球質)はジョー・ライアンと似ている」とツインズのエースで今季13勝(10敗)、防御率3.42だった29歳右腕を引き合いにした。

 直球だけではなく「スプリットも一級品だ。そして、トレイ・イェサベージ(ブルージェイズ)のようなスライダーももっている」とした上で「いい買い物のように思える」とまとめた。はたして、剛腕は来季、どこのユニホームを着ているのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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