西武がスロベニア&ウガンダ出身3選手と契約 NPB球団初…球団本部長「母国にいい影響」

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「西武ライオンズ海外戦略」の一環

 西武は20日、国際スカウト担当として2014年に当球団に在籍していたアブナー・アブレイユ氏と契約を締結したと発表した。さらにスロベニア共和国出身のカルロス・トーバー内野手、ウガンダ共和国出身のチャッゼ・フレッド投手、イサビレ・ムサ・アゼッド投手と2026シーズンの育成選手契約締結も併せて発表した。スロベニアおよびウガンダ出身選手との契約は、NPB球団としては初となる。

 西武は外国人選手の獲得における戦力強化、並びにこれまでの育成ノウハウを生かし、将来NPBで活躍が見込まれる外国人選手の発掘・育成体制の拡充を目的に「西武ライオンズ海外戦略」を策定。本戦略を推進することで、国や地域を問わず、有望な選手を発掘し、成長を支援することで、日本の野球界全体の発展に寄与することを目指す。

 ドミニカ共和国を中心に中南米地域でのスカウティング強化を企図しアブレイユ氏と国際スカウト業務の契約も締結。さらに、佐賀県を拠点とする独立リーグ・九州アジアリーグの準加盟球団の佐賀アジアドリームズと業務提携し、アジア各国の有望な選手情報やスカウティングに関する連携も図る。

 22歳のフレッドは188センチ、76キロの右腕で背番号「142」。20歳右腕のアゼッドは180センチ、73キロで背番号「141」。トーバーは右投げ右打ちの内野手で背番号「143」をつける。3人とも2025年は旭川ビースターズに所属していた。

 広池浩司球団本部長は「これまで野球文化が十分に根付いてこなかった国や地域に野球を届け、『野球を世界のメジャースポーツにする』という私たちの夢への大きな第一歩だと考えています。今回加わる選手たちには、大きく成長してライオンズの戦力になって欲しいと願うとともに、母国の野球文化にも良い影響を与える存在になることを期待しています」などとコメントしている。

(Full-Count編集部)

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