巨人・岡本和真は「トップクラス」、高橋光成も「傑出」 争奪戦必至…MLB30球団と交渉解禁へ

巨人・岡本和真(左)と西武・高橋光成【写真:小林靖】
巨人・岡本和真(左)と西武・高橋光成【写真:小林靖】

米メディア注目、村上宗隆と今井達也も今オフにポスティング申請

 メジャー移籍を目指す巨人・岡本和真内野手と西武・高橋光成投手のポスティングシステム申請が20日(日本時間21日)に受理され、MLB30球団との交渉が解禁になると複数の米メディアが報じた。巨人と西武、両球団はポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すことを容認したと発表していた。

 メジャー全30球団に通知された直後、MLB公式サイトでブライアン・マーフィー記者は「スラッガーのオカモト、右腕のタカハシがMLBFA選手にポスティングされた」のタイトルで記事を公開した。巨人の4番として活躍してきた岡本については「弊社のマーク・フェインサンド記者によると、オカモトは今FA市場でトップクラスの1人で、一塁手より三塁手としての経験を積んでいるが、一三塁を守れる選手(だと分析している)」と評価。高橋についても「2022、2023年合わせて330回2/3を投げ、防御率2.20、WHIP1.13と西武で傑出した成績を残した」と言及するなど、米メディアの注目も高く、争奪戦に発展する可能性がある。

 交渉期間は45日間で、米東部時間21日午前8時(同日午後10時)から2026年1月4日午後5時(同5日午前7時)までで、譲渡金を支払う意思を持つ全ての球団と交渉できる。契約が成立すれば、契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金の額が決まる。

 29歳の岡本は、2014年ドラフト1位で智弁学園高から入団。2020年から2年連続で本塁打&打点の“2冠”、2023年にも本塁打王に輝くなど主砲としてチームを牽引した。2023年には侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を成し遂げた。今季は左肘怪我の影響で69試合出場にとどまったが、NPB通算1074試合で打率.277、248本塁打、717打点を残している。

 高橋は群馬・前橋育英高から2014年ドラフト1位で西武に入団。1年目から8登板で5勝2敗、防御率3.07をマークすると、4度の2桁勝利を記録した。2024年には開幕11連敗という不名誉記録もあったが、今季は24試合で8勝9敗、防御率3.04の成績だった。

 岡本と高橋に加え、村上宗隆内野手(ヤクルト)、今井達也投手(西武)もポスティングシステム申請をしており、今オフは4人がMLB球団との契約を目指すこととなる。

(Full-Count編集部)

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