“史上最悪の契約”も終了へ…エ軍が村上宗隆を狙う? 米指摘「支払いには余裕がある」

ヤクルト・村上宗隆【写真:古川剛伊】
ヤクルト・村上宗隆【写真:古川剛伊】

菊池雄星、トラウトが所属するエンゼルス

 11年連続でプレーオフ進出を逃しているエンゼルス。オフにはすでにテイラー・ウォード外野手を放出し、課題の投手陣再建へグレイソン・ロドリゲス投手を獲得するなど動きを見せている。野手に目を向けると、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を目指す村上宗隆内野手も市場にいる注目選手の1人。米移籍情報サイトは、三塁手の補強をチームの課題に挙げている。

 米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、「エンゼルスは中堅手と三塁手の補強を望んでいる」と特集。MLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者によると、エンゼルスは中堅と三塁のアップグレードを狙っているとされており、同記事では「ミナシアンGMと彼の部下たちがどの道を選ぶとしても、ペイロール(支払い)には余裕はあるはずだ」と伝えた。

 ミナシアンGMは、推定年俸1370万ドル(約21億4200万円)のウォードを放出したことで、FA市場やトレード市場に深く踏み込めるようになる可能性があると示唆しており、同サイトは「もしエンゼルスがより大きな勝負に出るなら、三塁手の選択肢として日本人スターのムネタカ・ムラカミが、そして中堅の有力候補としてコディ・ベリンジャーが浮上する」と指摘した。

 2020年から7年総額2億4500万ドル(約382億円)の契約を結びながら、不本意なシーズンが続くアンソニー・レンドン内野手の契約が来季で終わることも、大型契約を狙う理由の一つだ。一方で、村上については三塁守備の能力について各メディアが疑問視している。「完璧なフィットというわけではない。ムラカミは空振りの問題が大きく、最終的には一塁手にコンバートする必要があると見られている」。しかしエンゼルスで出場数の多い左打者はシャヌエルのみで、レンヒーフォとモンカダが両打ちという状況。左打者は補強ポイントだ。

 今オフのFA市場にはアレックス・ブレグマン、ディラン・シーズ、フランバー・バルデス、今井達也らがいるが、「現在のペイロール状況から判断して、エンゼルスはこの中から少なくとも1人のFAに対して競争力のあるオファーを出せない理由は特にない」とした。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY