村上宗隆の“懸念点”を米スカウト指摘「誰一人として及第点と見ていない」 マ軍獲得の可能性は

ヤクルト・村上宗隆【写真:冨田成美】
ヤクルト・村上宗隆【写真:冨田成美】

マリナーズが村上獲得に動く可能性は

 かつてイチロー氏らが在籍したマリナーズは、今オフに日本人獲得に動くのか。マリナーズの地元紙「シアトル・タイムズ」は、各球団のスカウトの話をもとに、村上宗隆、岡本和真両内野手が「マリナーズにフィットしない理由」を指摘している。

 今季ア・リーグ優勝決定シリーズで惜しくも敗退したマリナーズは、オフに一塁手のジョシュ・ネイラー内野手との5年契約を発表。今季2チームで計49本塁打を放った34歳の三塁手、エウヘニオ・スアレス内野手はFAとなり、同紙はマリナーズが再契約を結ぶ可能性も排除していないことを伝えている。

 仮にスアレスが残留しないとなれば、村上と岡本は注目の存在だ。しかし「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者は記事の中で、「他球団の複数のプロスカウトに話を聞くと、ムネタカ・ムラカミもカズマ・オカモトも守備面の問題から三塁を守れる選手としては評価されておらず、一塁の方が適しているという見解で一致している」と言及。岡本については三塁の守備を評価する声もあるが、村上については「スカウトの誰一人として、彼がメジャーで三塁手として及第点の守備をこなせると見ていない」と伝えた。

 三塁を守れないとなれば、一塁でネイラーとの守備位置が被ってしまう。村上の魅力はバッティングであることは言うまでもないが、2人のスカウトは、村上「95マイル超のファストボール」と「手元に食い込むカッター」に苦戦している点を指摘しているという。

 最後には「どちらの選手と契約するにしても、マリナーズは選手本人に支払う保証契約額に加え、元所属球団にポスティング料を支払う必要がある」と、資金面も指摘する。メジャーで1度もプレーしていない選手に大金を払ってもいいのか、地元紙は疑問を呈している。

(Full-Count編集部)

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