DeNA石上泰輝、550万円アップで契約更改 侍J大抜擢も痛感「自分のレベルまだまだ」

「打率で言ったら3割は絶対に打ちたいと思っています」
DeNAの石上泰輝内野手が26日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、550万円アップの年俸1500万円(金額は推定)で契約を更改した。プロ2年目を終え「本当にたくさんのことを経験して濃い1年だったなと思います」と振り返った。
シーズン序盤は代走や守備固めが多かったが、終盤は遊撃の定位置を掴み、73試合の出場で打率.241、2本塁打、16打点。「前半戦は途中からの準備とか、試合に対する準備の仕方は先輩方の姿を見て勉強しましたし、スタートで出るときの準備の難しさも経験できて良かったと思います」と手応えも口にした。
巨人とのクライマックスシリーズ(CS)、ファーストステージでは3ランや延長11回2死から安打を放ち、すかさず二盗を決めて同点のホームを踏むなどCSファイナルシリーズ進出に貢献。追加招集で侍ジャパンに選出され、韓国戦で第1戦は途中出場ながら2盗塁、第2戦は「8番・二塁」で先発出場して2点適時打を放った。
日の丸を背負い「いろいろな選手から技術面をしっかり自分から質問して聞いたことを来季活かせるようにやっていきたいと思います」と貴重な財産を得た様子。そのうえで「代表を経験して自分のレベルはまだまだだなと感じたので、走攻守レベルアップできるように取り組んでいきたいです」と表情を引き締めた。
チームでは新入団選手を含めて内野のライバルがひしめく。「自分はまだレギュラーを掴み取ってもいないので、もう一回、今年と変わらずレギュラーを取るという思いで取り組んでいきたいです。ずっとショートを守ってきたので、やっぱりプロでも守りたいなと思います」と意気込み、「今年よりは絶対にいい成績を残したいですし、打率で言ったら3割は絶対に打ちたいと思っています」と目標を掲げた。
(町田利衣 / Rie Machida)