山本由伸、正力松太郎賞の特別賞に万感の思い オリックスへ感謝も…表彰式でメッセージ

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

2025年シーズンはチームの中心として大活躍

「NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD」が26日、東京都内で行われ、ドジャース・山本由伸投手が「正力松太郎賞(特別賞)」を受賞した。表彰式では山本のコメントが発表された。

 山本はメジャー2年目の今季、12勝8敗、防御率2.49、201奪三振をマークした。そしてポストシーズンではさらに飛躍。リーグ優勝決定シリーズ第2戦で9回1失点の完投勝利を挙げると、続くワールドシリーズ第2戦も9回1失点で2戦連続完投。第6戦で2勝目、さらに中0日で第7戦の9回から登板。最後は胴上げ投手になり、ワールドシリーズMVPを受賞した。

 前人未到の活躍で特別賞に選ばれた山本。表彰式ではインタビュー映像が流れ、「伝統ある正力松太郎賞特別賞という身に余る光栄な賞をいただき、心より感謝申し上げます」と話した。

「ドジャースに移籍して2年目の今シーズンは、東京シリーズで開幕投手を務め、ワールドシリーズ優勝決定の瞬間をマウンドで迎えられた、充実したシーズンを送ることができました。このようにアメリカで新しい挑戦ができているのも、日本で過ごしたオリックスバファローズでの日々、そしてこれまで関わっていただいた監督、コーチ、チームメイト、そして何よりも日本のファンの皆様のおかげだと強く感じています」と感謝を届けた。

 最後に「今後もこの賞に恥じぬよう、更なる高みを目指していきたいと思います。本日は本当にありがとうございました」と締めている。

 正力松太郎賞は今季のプロ野球で最も功績のあった監督や選手に贈られ、ソフトバンクの小久保裕紀監督が初受賞した。特別賞は2021年、2023年、2024年にドジャース・大谷翔平投手が受賞。2004年にはイチロー氏が選ばれている。

(湯浅大 / Dai Yuasa)

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