前田健太、広島から「オファーは届かなかった」 楽天で再起…明かした“胸中”

SNS更新…「球団に対して悪く思う事もしてほしくはありません。これがプロの世界」
26日に楽天への入団が発表された前田健太投手が自身のインスタグラムを更新。「今回は自分の実力不足の為オファーは届きませんでした」と、広島から契約のオファーがなかったことを明かした。
前田はインスタグラムにて「この度、イーグルスと契約させていただきました」と楽天入りを宣言した。入団会見も控えていることから楽天についての言及は短くとどめ、「ここから先はカープファンの皆様へのメッセージも書かせていただきます」と、古巣の広島ファンに向けて思いを綴った。
前田は11月初めに自身のインスタグラムにて来季の日本球界復帰を明かした。「カープファンの方々、後輩のチームメイト、関係者のみなさんからメッセージをいただきました」と広島復帰を願う声は届いていたが、「今回は自分の実力不足の為、オファーは届きませんでした」と広島から契約の打診が来なかったという。
「今のチームには必要ないと判断された事は悔しい気持ちもありますが後輩たちが頑張っている証拠でもあります。なので球団に対して悪く思う事もしてほしくはありません。これがプロの世界です。この事実を真摯に受け止め、新しいチームでプレーする事を決断しました」と、楽天入りの経緯を明かしている。
前田は2010年と2015年には最多勝と沢村賞を獲得するなど、カープのエースとして右腕を振り、9年間で97勝を挙げた。2015年オフにポスティングシステムでメジャーに移籍しても「変わらず応援し続けてくれたカープファンのみなさんの声援のおかげで、アメリカでも常に力をもらいながらプレーが出来ました」と感謝の思いを届けた。
「カープ出身の選手としてカープの名に恥じない様にと心にいつも置きながら一生懸命に戦いました。18歳でドラフトで指名していただいてからこれまでみなさんの声援、期待、愛情のおかげで野球選手としてここまで成長する事が出来たと思っております」と、改めてファンへの気持ちを添えている。