元DeNA、巨人の三上朋也がコーチ就任 「自分を利用して欲しい」…13年ぶりの古巣復帰

2012&2013年に所属したENEOSが発表
社会人のENEOS野球部は1日、DeNAや巨人、オイシックス新潟でプレーし、今季限りで現役を引退した三上朋也氏が、来季からの投手コーチに就任したと発表した。三上氏は2012、2013年とJX-ENEOS(現ENEOS)でプレーしており、13年ぶりの古巣復帰となる。
ENEOS野球部は公式インスタグラムで三上氏のコーチ就任を発表。投稿を通して三上氏は「プロ野球を退団し現役を退いた私に、このような貴重な機会を与えてくれたENEOSに心より感謝するとともに、自身がプロ野球選手として培ってきたすべてをチームに還元し、投手陣の成長をサポートしたいと考えています。かつてENEOS在籍時に大切にしてきた「チームの和」を、これからもコーチとしてチームに対しより強固なものにできるよう、精一杯尽力いたします」とコメントした。
三上氏はJX-ENEOS時代の2012年に主力投手として都市対抗野球大会と日本選手権の制覇に貢献。2013年も都市対抗で優勝し、同年のドラフト4位指名でDeNAに入団した。
1年目から救援投手として活躍し、65試合の登板で21セーブ、13ホールドをマークした。その後も主にセットアッパーとしてブルペン陣を支えた。2022年オフの戦力外後は巨人に入団。22試合に登板したが同年オフに再び戦力外となり、2024年からの2年間はオイシックス新潟でプレー。8月29日にチームを通じて現役引退を発表していた。NPB通算はすべて救援で368試合に登板し10勝16敗、23セーブ。121ホールドで防御率は3.22だった。
三上氏はFull-Countの取材に対し「トレーニングや準備など、選手と一緒に動けるコーチになりたい。『こうしろ、ああしろ』と指示をするというよりは、自分を使って羽ばたいて欲しいですね。自分は成功、失敗、トレーニング、考え方とか、いろんな野球要素をみてきたので、そういう“出せる”部分はあるので、選手には自分を“利用”して欲しいなと思います」と意気込みを語った。
(Full-Count編集部)