NPB退団から1年、CY賞左腕の見えぬ去就 新天地も在籍1か月、大豪邸も売却へ

ロッテ時代のダラス・カイケル【写真:竹村岳】
ロッテ時代のダラス・カイケル【写真:竹村岳】

メジャー通算103勝…ロッテでは8先発で防御率3.60

 1年を経て、再び“無所属”となった。昨季途中にロッテに加入したダラス・カイケル投手は、2024年12月2日に保留者契約名簿から外れ、自由契約となった。7月になってようやくマイナー契約を掴んだが、その後はリリースとなり、新たな契約を結べないままオフに突入。37歳左腕の今後は果たして。

 カイケルはアストロズ時代の2015年にリーグ最多の20勝、232回を投げて防御率2.48の好成績を残し、サイ・ヤング賞を獲得した。メジャーでは2桁勝利を4度記録するなど、通算103勝をマーク。しかし、2021年以降はなかなか結果を残せず、2024年7月30日にロッテに電撃加入した。

 高い期待を受けた左腕は8試合登板にとどまり、2勝4敗ながらも防御率3.60の成績を収めていた。去就が注目されたが、保留者契約名簿から外れた。その後は音沙汰なかったものの、今年7月9日(日本時間10日)にロイヤルズとマイナー契約を結んだ。

 2シーズンぶりのメジャー復帰に向けて奮闘していたものの、7試合に先発していずれも失点。2勝1敗、35回2/3で防御率3.53、WHIP1.40の成績で、8月20日(同21日)にリリースが発表された。その後はシーズン閉幕まで新たな契約を結ぶことなく、12月を迎えている。

 地元紙「シカゴ・トリビューン」によると、カイケルはシカゴにある大豪邸を234万5000ドル(約3億6000万円)で売りに出したという。37歳と選手としてはベテランの域に突入した左腕の今後に注目が集まる。

【実際の様子】バスルーム&ベッドルームが4室ずつ…! 元ロッテ・カイケルが売り出した大豪邸

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