鷹・柳町達、大台突破1.1億円で更改 前回保留も…2度目の交渉でサイン、6年目で初タイトル&B9

131試合に出場…リーグ2位の打率.292をマーク
ソフトバンク・柳町達外野手が3日、みずほPayPayドーム内の球団事務所で今オフ2度目となる契約更改交渉に臨み、今季の4200万円から2.6倍増の1億1000万円でサインした。6年目の今季は自身初タイトルとなる最高出塁率に輝き、リーグ2位となる打率.292をマーク。11月29日に行われた1度目の交渉では来季契約を保留していた。(金額は推定)
2度目の交渉でのサインに「1年間頑張ってきた結果もそうですし、1億円プレーヤーというのはプロ野球選手の夢というか。そういうのに近づけたと思います」とコメントした。球団側からは日本一への貢献と、離脱した戦力の穴を埋めたことを評価されたという。
柳町はプロ6年目の今季は開幕2軍スタートも、近藤健介外野手の離脱に伴い1軍に昇格。交流戦MVPを獲得するなど持ち前の打棒でチームをけん引した。131試合に出場し、自身初の規定打席に到達。打率.292、6本塁打、50打点の成績でリーグ連覇と5年ぶりの日本一に大きく貢献した。出塁率.384で最高出塁率のタイトルを獲得し、ベストナインにも初選出された。
1回目の交渉を保留した理由は「来年の話は大事なので。そういうところを1回で済ますのはどうかと思って」と説明。躍進となった今季を「絶対に規定打席に立つという目標を立てていたので。そこを達成できたのもそうですし、プロ野球選手になった自覚というか。1つ息子に自慢できるものができた1年だったのかなと思います」と振り返った。
大きな成長を遂げた28歳だが、小久保裕紀監督は来季から一塁守備も挑戦させることを明言している。タイトルを獲得しても、なおレギュラー争いは熾烈を極める。来季に向けて「打率3割超えと2桁ホームランを目指したいと思います」と語り、更なる飛躍を誓った。
(Full-Count編集部)