西武・山田陽翔、4.3倍増の3000万円で更改「満足してない」 3年目で飛躍…チーム2位の49登板

今季1軍デビューを果たし中継ぎで49試合3勝3敗、防御率2.08
西武・山田陽翔投手は4日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2300万アップの年俸3000万円(金額は推定)で契約を更改した。山田は会見で「自分の成績に満足はしていないので、来年以降も活躍できるようにやっていきたいです」と語った。
約4.3倍の大幅アップとなったが、報道陣から金額についてと問われると「難しいですね……なんか、分からないです。すみません」と言葉を濁した。ただ交渉では大きな期待を寄せられたようで「球団からは『1年間よく投げてくれた』と言われて、うれしかった。一方で『来年以降が大事』とも言われました。その金額になった以上、投げて当たり前のポジションになると思います」と、4年目の来季を見据えた。
山田は2022年ドラフト5位で入団。プロ3年目の今季、開幕1軍入りを果たすと、プロ初登板を含め中継ぎで49試合に登板し、3勝3敗、防御率2.08とブレーク。ロッテ・西川史礁外野手が獲得した新人王の記者投票でも、5位タイの2票を得た。
滋賀・近江高時代には3度甲子園に出場し、3年生の春の2022年選抜大会では準優勝。自身も投打に活躍し、西武OBでもある松坂大輔氏(神奈川・横浜高)、島袋洋奨氏(沖縄・興南高)に並ぶ甲子園通算11勝をマーク。甲子園のスターがプロで花開いた1年となった。
(Full-Count編集部)