お買い得外国人・ルナが勝ち取ったジャパニーズ・ドリームの顛末
2013.09.08
開幕から首位打者を独走していた、中日の新外国人エクトル・ルナ。しかし8月に右膝を負傷すると、治療に専念するとの意向でドミニカへと帰国していった。予期せぬ大きな怪我と、早期帰国の裏側にあるものとは?
中日

シーズン終了を待たず、負傷で帰国したルナ

 シーズン終了を待たずに中日のエクトル・ルナは帰国の途についた。8月に痛めた膝は右膝関節膝蓋靱帯炎と診断された。治療に専念したいという本人の強い意向で、母国のドミニカ共和国へと戻った。打率は3割5分とリーグトップで、来日1年目でタイトルを獲得できる可能性は十分にあったが、ルナはそれに目もくれなかった。

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「チームメートに迷惑を掛けてしまい、自分自身も残念。しっかり治し、来シーズン戻ってくる」と球団を通じてコメントした。

 ルナといえば、お買い得外国人選手として、開幕から話題となった。昨年12月にたった35万ドル(約3465万円)で中日と契約。今季新加入の外国人選手で最も高額なのはソフトバンクに入団したパディーヤ投手で、年俸290万ドル(約2億6400万円)プラス出来高の総額325万ドル(約2億9600万円)。その約8分の1の金額で獲得できた選手だった。

 ジャパニーズ・ドリームをつかむために、ルナは日本の野球を学習した。投手の配球もしっかりと頭にインプット。高打率の秘密はその分析力だった。球団関係者は「かつてのグライシンガー(ヤクルトー巨人ーロッテ)のように、気が付いたことを試合中でもメモをとる姿が見られます」と証言する。

 ルナ自身も「相手投手の今日一番いい球は何か、ずっと見ている。絶対にそのボールを投げてくる」と研究を重ねていた。そのため、不得意なコースはなく、相手バッテリーも毎回、配球に悩まされていた。打撃だけではなく、守備もうまく、試合前のサードの練習も軽快にさばき、他球団の選手からは感嘆の声もあがっていたほどだ。



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