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史上初の200安打&トリプルスリーも? 山田哲人が秘める打撃以外の武器

彼の魅力はバットだけなのか。否。もう一つ、足という武器がある。

東京ヤクルト神宮

元盗塁王も惚れ込む才能「将来的には50盗塁だってできる」

 昨年193安打を放ち、日本人右打者で歴代最多安打を記録したヤクルト・山田哲人。打率3割2分4厘、29本塁打、89打点と驚異的な成績をマークし、今年は過去5人しか達成していない200安打を目標に掲げている。10、11日に欧州代表と対戦する侍ジャパンのメンバーにも野手最年少の22歳で選出。長打も確実性も兼ね備える打撃センスは他の追随を許さない。

 だが、ちょっと待って欲しい。彼の魅力はバットだけなのか。否。もう一つ、足という武器がある。2度の盗塁王を獲得した福地寿樹外野守備走塁コーチは「単純にスピードという面で言えば、チームでは1番速い。自分の現役のときよりも哲人の方が断然速い」と語る。

 それが証明されたのが沖縄・浦添の春季キャンプ中に行われた「五段跳び」テスト。陸上の三段跳びを変形させたもので、下半身の筋力や瞬発性を測ることができる。そこで山田はぶっちぎりの14メートル75を記録。14メートルで2位だった杉浦に大差をつけた。

 コンディショニング担当の橘内トレーナーは「パワーの出し方がほかの選手とは違う。力の立ち上がり、爆発力がすごい。しかもまだ洗練された動きではない。まだまだ伸びしろがあるし、もっとパフォーマンスは上がっていく」とその身体能力に舌を巻いた。

 しかし、昨年記録した盗塁数は15個。少ない数字ではないが、体に秘めた能力を考えると、物足りなく感じる。その理由は簡単。「盗塁は単純にスタートが良ければ成功すると思っていた」と言うように、本人の中で盗塁に対しての意識が低かったのだ。

 そんな22歳に対して、キャンプ中に前出の福地コーチと三木肇作戦担当兼内野守備走塁コーチが意識改革を施した。2月1日のキャンプ初日、3人に大引啓次も加わり、走塁講座が開かれた。約1時間の講義を聞き終えた山田は「走塁に対する考え方などを聞いて、今までになかった走塁に対しての気持ちが芽生えました。走塁練習したいと思ったのは初めてです」とヒントを手にした。

 内容の一部を福地コーチが明かしてくれた。

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