阪神・藤浪が進むべき道 スピードよりも“打ちにくいピッチャー”へ
2015.05.26
阪神の藤浪晋太郎投手は、どのような成長曲線を描いているのか。5月に入り2試合続けて好投を見せた藤浪が、目指すべき道とは?
阪神甲子園

前田健太と自主トレを行って藤浪が受けたある影響

 阪神の藤浪晋太郎投手は、どのような成長曲線を描いているのか。大きな期待を背負った高卒新人として阪神に入団後、2年連続2ケタ勝利。3年目の今季はさらなる飛躍が期待されたが、開幕からコントロールに苦しむ場面が多く、4月25日の広島戦から3連敗を喫するなど思ったような投球を見せられずにいた。

 しかし、5月14日のヤクルト戦で無四球(死球1)での完投勝利を挙げると、続く同20日の巨人戦では2安打完封と圧巻の投球を見せた。ここまでは振れ幅の大きい投球が続いているが、その要因はどこにあるのだろうか。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏は「今季の藤浪は逆球が多すぎますね。フォームの安定感が欠けていますし、開幕直後はとてもバタバタした印象を受けました。象徴的なのが、広島の黒田に対してのボールが顔付近に行ったことです。あの時は、“今が一番底の状態なのかな”と考えていました」と話す。

 藤浪は今季、広島の前田健太と自主トレを行っており、そこで様々なトレーニング方法を学んだという。野口氏は、その影響もあったのではないかと指摘する。

「藤浪は自主トレの時、前田健太から全体的に力を抜いて、肝心なところだけ力を入れる、というようなことを学んだと話していました。ただ、それができるタイプとできないタイプの投手がいます。藤浪みたいに球が暴れる投手は、力を抜いたフォームで投げるのは簡単ではありません。力みまくるのも良くないですが、振りかぶってからフォロースルーまでしっかり力を入れて投げた方がいい投手はいますし、藤浪はそのタイプだと思います」

 前田健太に教えを請うことは、藤浪にとって非常に大きな経験となったはずだが、全てを採り入れることにはリスクもある。野口氏は続ける。



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