指揮官の信頼に応える美技 「イチローは私をドキドキさせることはない」

2点リードの8回にピンチで華麗なランニングキャッチ

 マーリンズのイチロー外野手が、9日(日本時間10日)の敵地ブレーブス戦でライト線への強烈な打球を華麗にランニングキャッチした。抜ければ同点という大ピンチを救う好守を、ダン・ジェニングス監督は称賛。試合は4-1でマーリンズが勝利し、連敗を「6」で止めた。

 3-1のリードで迎えた8回、マーリンズは中継ぎ右腕モリスが2死二、三塁の大ピンチを招く。すると、打席に入ったブレーブスのマーケーキスがライト線へ強烈なライナーを放った。

 イチローは快足を飛ばしてこの打球を追い、華麗にランニングキャッチ。6連敗中のマーリンズが迎えた一打同点のピンチを救った。

 三塁側のダグアウトでファインプレーを見つめたジェニングス監督は試合後、「イチローは私をドキドキさせるようなことはない。すごく落ち着いていたね」と笑顔で話した。2001年にマリナーズでメジャーデビューしてから10年連続でゴールド・グラブ賞を獲得した名手に対する信頼は絶大だ。

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